山田隆太郎は、1984年埼玉に生まれ、2007年多摩美術大学卒業。2011年多治見市陶磁器意匠研究所卒業。現在は相模原市にて制作。本作品は村上隆氏が主宰するカイカイキキにて開催された初個展に出品。箱無し。以下作家ステイトメントより抜粋。「陶芸をはじめて十余年。始めたきっかけは、奥さんが陶芸教室に通いたいから一緒に行く？という軽いきっかけでした。その頃ちょうど病気にかかり、髪の毛が全部抜けてツルピカになり、二十歳そこそこの自分はもう人生詰んだかも、と思っていました。陶芸は性に合っていたのか、すぐに夢中になりました。ろくろでうつわを挽いて、焼いて、売って、誰にも会わずに暮らしていくことが、自分の人生に唯一残された道だと、本気で思っていました。数年前に、故青木亮さんの作品を拝見させていただく機会を得て、旧藤野町にあるというお宅を訪れたとき、青木さんの奥様に、ここ今空いているから借りる？と言われ、引っ越すことにしました。いろんな縁に支えられながら、制作は続き、誰にも会わず暮らすこと、は結局のところ、徐々に意味を無くしてしまい、森の中の一軒家で寂しくなると、コンビニに行ってレジのお姉様とおしゃべりをしながら、ろくろを挽いて、焼いて、売っては継続しています。」サイズ　高さ8.5cm　幅22cm　箱は付属していません。