希少 1850年頃 フレンチ バイオリン カルロ・ベルゴンツィ1723年モデル

専門店参考価格 1,200,000円1,200,000円⇒500,000円製作国　フランス ミルクール製作年　1850年頃　　Lob　　 360mm入用の為、泣く泣く出品いたします。今までいくつかコレクションを出品してきましたが、手放すに手放せなかった秘蔵の逸品です。1850年前後にフランスのミルクール地方で製作された、カルロ・ベルゴンツィ1723年モデルのマスターバイオリンです。Carlo Bergonzi（1682 - 1747 イタリア・クレモナ）カルロ・ベルゴンツィは世界3大名器と言われるストラディヴァリ、グァルネリ、グァダニーニに次ぐイタリア・クレモナのバイオリン製作家です。ベルゴンツィは1720年代初めに独立したと考えられているが、この時期のヴァイオリンのアウトライン、ｆ字孔の形、パフリングの素材にビーチウッドを使用している点など随所にルジェリの作風の影響がみられます。またアーチの高さを決めるために、裏板の中心部に打つドーサル・ピンを用いていません。これはグァルネリ家やニコロ・アマティらクレモナのメインストリームに属する製作者らとは異なる技法であり、この点についてもルジェリとの共通性があります。しかしながら彼の作品は、A.ストラディヴァリやグァルネリ・デルジェスが用いたような上質な木材や、美しい色合いと質感のニス、作品の随所に表れる優れた製作技術によって製作されていることから、クレモナ派の最高傑作に劣らぬ名器として高く評価されています。150年以上の時を得て、傷や汚れ、クラックの修理跡など見事な風貌、堂々たる佇まいの素晴らしいバイオリンです。口頭鑑定済みです。ベテランの職人さんに依頼し、10万円程かけてメンテナンス済みですので、今すぐ演奏することができます。明るく強い艶のあるシルキーな音色で、少々鼻にかかるようなフレンチヴァイオリン独特の充実した鳴りを感じます。パリッとした高音と、輪郭がくっきりとしつつ豊かな低音が特徴的です。演奏していて非常に気持ちの良い楽器です。こういったバイオリンは世界中の演奏家やコレクターが探しており、年々入手困難かつ値段も上がっているような、貴重なものになります。