管理番号 | 新品 :42369264 | 発売日 | 2024/12/05 | 定価 | 50,000円 | 型番 | 42369264 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
同じ鋼(東郷犬首鋼)を使って、坂田親子が別々の時代に作った鉋です。坂田憲治さんの[精魂]は[昭和甲寅]と切銘があるので、昭和49年(1974年)製で、長嶋茂雄氏が巨人軍を引退、ガッツ石松氏が世界チャンピオンになった年みたいです。今まで使った鉋(鋼)で一番切れると思った東郷犬首鋼で親子(師弟)の作品で削り比べてみられては、いかがでしょうか?春雄氏の方は、三木の山本鉋さんで、裏スキ直しをお願いして、小吉屋さんに新しく台をいれてもらいました。(2023年 8月 15日 20時 56分 追加)東郷犬首鋼は、昭和初期のイギリスのアンドリュー社の鋼で現在では再現能な良質な鋼で、東郷レイ号鋼よりは、炭素量少なめですが、タングステンが多く、ハイス鋼のような特徴を持ち、坂田氏より鋼を引き継いだ横山邦男氏も[鍛接が難しくて、プロの鉋鍛冶でも、鋼と地鉄をくっつけるのを苦労して、使える鍛冶屋が少ない]と言っておられました。横山氏の犬首鋼の鉋は、桧削りテスト長切れ800尺を記録しておられたので、こちらの坂田氏の鉋も同等か、それ以上のポテンシャルがあります。